コロナウイルス後まで生き延びるために

東京オリンピック後不景気になるのではという事は真しやかに言われて来ましたが、今回思わぬ形で厳しい強制的な対応をすべての活動において余儀なくされています。一方Zoomなどのオンラインツールの活用やITを利用した手続きの簡素化、マーケティング活動、生活へのデジタルシフトが起こっています。
今は生き延びるため目の前の経済活動や生活などの緊急事態への対応で、目一杯という側面はありますが、一方Afterコロナ Withコロナの論議が高まり、働き方改革、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、雇用形態の変化や消費やオフィスに対する価値観の変容など大きく時代の潮流が変わりつつあるのは間違いありません。

多くのクライアント様にささえられている当社としてクライアント様に寄り添い共に考えていただけたらと思う事を上げてみます。

売上が大きく落ち込んでおられるケースは事業継続給付金等事業など補助金・給付金を躊躇なく早期に申請される事をおすすめいたします。

マーケティングの最優先事項は「安全・安心」のアピールです。
実際に行っている事、対応している事、従業員やその家族に対する配慮などをホームページやSNSで素早く発信してください。

顧客、クライアントとの関係を再度強化する機会と捉えていただきたいです。
信頼・安心を得ることで終息後重点顧客、常連様へのLTV(ライフタイムバリュー)が高まるようにお考えください。
自粛解除後により来ていただける、ご注文いただけるように体制を整えてください。
顧客リストの見直し、サービスオプションメニューの再構築
休業中の本業スキルのレベルアップ、再教育
自粛時のSNSでの有益なケア情報発信など
ウェブサイトへのサービス・メニュー情報の充実を図ります。

自社の強み、資産、コストの最適化
自社の強みの箇条書きとコストの見直しを測ります。
不必要なコストがかかっていないか、他の業者に乗り換えてコストとサービスの改善が測れないか検討してみてください。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
働き方改革、IT化の推進(従業員のITリテラシーの向上投資)
IT化への対応度を再考する。ウェブやSNSの更新が自社で出来ているか、専属担当や外部会社やフリーランスへの依頼など対応できているか。
自分流でいいので短い動画コマーシャルを作ってSNSに投稿してみる。
ブログやNoteを書いてみる。
ホームページの作成を学習する。
SlackやGoogleドキュメントなどを使っての連絡事項やコミュニケーションのアップ、ZoomやYouTube、Facebookなどを利用した会議・セミナーや動画コンテンツの配信など

コロナ自粛・不況がいつまで続くのかシナリオを想定して、短期 中期 長期で事業計画を再構築する。
短期(3~4ヶ月) コロナの自粛・終息が6月になるのか8月になるのか今年中になるのか短期でのケースを想定し事業資金を確保する。
中期(半年~1年) 終息後の立て直しに必要なデジタルコンテンツ、人員の確保、マーケティング担当の育成と新規サービスの検討、開始
長期(1~3年) 新たなサービス、ITへの投資、人員配置、売上計画、事業計画のKGI及びKPIの策定

経営者の方は従業員の生活を守らなければいけないと眠れぬ夜をお過ごしの事と思います。
一日も早い終息を祈るばかりですが、休業中に事業やご自身、従業員の方のさらなるレベルアップを図る学習に時間をかける事は重要かと思います。
生き残りをかけて戦いましょう。

目次